2006年11月16日

077.仕事の心構え(1)

以下に、筆者が長年仕事をこなす過程で培ってきた仕事に対する心構えについて述べてみたい。
何故こんなくだらない仕事をやらなくてはならないのか、この仕事は自分のすべきものではないのか、とても手に負えそうにない仕事を与えられたが、どうすればできるのか、・・・等々、仕事に対する疑問、態度、取り組み方等で悩むことがしばしばあった。結局、仕事に対する心構え、仕事観がない為であることに思い至った。仕事をする過程でいろいろ試行錯誤しながら徐々に作り上げてきた結果が以下に述べる心構えである。その結果、与えられた仕事を単にこなすのではなくて、自分の仕事としてこなすことができるようになった。また、自分なりにいろいろ考えることにより、自分の成長につながり、また、期待以上の成果を出す仕事ができたと自負している。
こういったことは、言葉にしづらいのか、先輩諸兄・同僚からなかなか教えてもらえないものである。読者諸氏にしても、仕事の心構えについて既にお考えをお持ちのことと思うが、ここに敢えて筆者我流のノウハウをご紹介させていただく。何らかのご参考になれば幸いである。

(1)仕事は誰のために、何のために
 仕事といっても千差万別であるが、ここでは、誰かの依頼によって行う仕事、主に会社で行う仕事について考える。
仕事をするに当たって、「仕事は誰のため、何のためにするのか」というこの仕事の原点をしっかり掴んでおかなければならない。「仕事は誰のためにするのか?」ということであるが、仕事は決して自分のためではなく、仕事の依頼者のためにするということをきちんと理解しておかなければならない。仕事を依頼する相手があって、初めて仕事というものが発生するわけで、その相手のためにするというのは、至極当然のことではある。
しかし、仕事をしているうちに、往々にして誰のためにという観点が忘れ去られてしまうことが多い。但し、相手のためにするからといっても、常に相手の無理難題に答えなければならないということではない。そんな関係では、仕事は継続できない。仕事は、1回2回やったら終わりというものではなくて、かなり長期にわたって継続されるものだからである。
そして、相手のために仕事をした結果、自分の仕事をした、自分のためになったという仕事の仕方が一番望ましい姿である。仕事をすることによって、相手もハッピー、自分もハッピーになれれば、こんな望ましいことはない。
「仕事は何のために行うのか?」ということであるが、本来は、仕事の依頼者の問題解決のためである。仕事の依頼者が抱える問題全てを自身で解決できるわけではなく、その問題解決のために仕事が発生する。
また、今ひとつは、問題解決というよりも、人を育てるために仕事を与えることがある。この類の仕事は、結局、本来の仕事ができるように、人に投資している訳である。 (以下続く)

 〔加藤 雅晴 ※脚注〕
加藤雅晴氏略歴:ソフト会社役員を経て、今春から大学講師として『情報倫理学』を教える。 

投稿者 somu99 | コメント (0) | トラックバック | 【仕事の心構え

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