2006年11月06日
045.派遣について
■派遣とは
少し前ぐらいから「派遣社員」という言葉を耳にするようになり、聞きなれた言葉ではあるようになりつつあるが、実際に「派遣とは?」と考えるとなんとなく分かるようで分かりにくいのが現状であると思います。
派遣とは、派遣元で雇用している社員を派遣先の会社の指揮命令下で働かせるというものです。そのため、雇用関係などの責任は派遣元の会社となり、派遣をしている間も責任を問われることとなります。
請負や出向などと似ているため非常に分かりにくいので、違いを簡単にまとめてみます。
請負・・・請負労働者は派遣と似ていますが,指揮命令を元企業が出すという点で違います。元企業と先企業が業務請負契約などをします。それに基づき、元企業が契約内容の仕事を先企業が管理し進めていきます。元企業の指示に従って労働者が動くという点で、先企業の指揮命令に入る派遣とは違う事になります。
出向・・・労働契約関係が存在したまま、指示を受けて、他の企業に長期間にわたってその企業の業務を行う場合です。先企業は労務の提供に係る責任をすべて負います。賃金の支払いや、就業規則・指揮命令・安全配慮などほとんど総べて先企業が負うことになり、労働者も先企業の服務規律に従う事になります。しかし、元企業の責任は労務提供には関係ない部分で依然責任を負います。退職金などの計算も通算されるのが普通で、解雇などの権限も元企業が依然持っています。契約関係が二重になるのでややこしい関係といえます。
■派遣のメリットとデメリット
派遣は、「短期間だけ労働力が欲しい」「急な仕事で今だけ人手が足らない」ような時に対応するのに派遣を使うと非常に効果的です。
派遣は派遣元と派遣先に派遣契約期間に基づき派遣社員を受け入れるため必要な期間だけに絞って労働力を調整できます。雇用した場合は必要な時だけではなく継続的に雇用する義務が発生するため、仕事の忙しい時期が過ぎてしまうと人手が余るという事になります。
しかし、派遣契約で決めた仕事しか派遣社員にさせてはいけないことや派遣元に派遣社員の指名ができないというデメリットなどもあります。その他に派遣社員によって派遣先社員のコミュニケーションに影響を与えるなど、見えにくい点にも問題点があります。そのため、派遣社員を受け入れる際には事前の準備が大切になります。
■派遣法改正について
平成15年度の法改正で派遣法が緩和されました。大きく変った点は次の通りです。
改正内容
・派遣期間は最大1年までだったものが最大3年までに変更
・派遣法の適用拡大(製造業も派遣が認められるようになりました。製造業に限り派遣期間最大1年)
これにより、仕事に波があるような製造業は、派遣をうまく使い人件費を節約する事も出来るようになりました。
■その他派遣をする際の注意点
派遣業を行うには厚生労働省の認可が必要となっています。いろいろな派遣会社が増えていますが、その中には無認可の派遣会社もあります。このように無認可の派遣会社と契約した場合、派遣ではなく出向や請負業と判断される場合もあります。そうなると、派遣社員が労災事故などを起こした時は、派遣会社ではなく派遣先の会社が責任をとるようなことが起きる可能性があります。派遣を受ける際には認可があるのかを必ず確認してください。また、派遣業を始める場合に認可申請が必要ですが、申請で不明な点があれば当社にお気軽にお問い合わせください。
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派遣の最大のデメリットは、やはり安定していないことです。契約期間で雇われているので、契約打ち切りになってしまう可能性もあります。下記にデメリットを取り入れてまと... [続きを読む]
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